【ご報告】第32回「まだ出来る人(MDH)研究会」を開催(2023.12.4)

YUVECは、2023年12月4日に第32回「まだ出来る人(MDH)研究会」を横浜国立大学共同研究推進センター211号室を会場にオンライン参加も可能なハイブリッド会議形式にて開催いたしました。
今回の研究会は、当研究会が今年度の重点研究対象としてとりあげてきた”ジョブ型雇用”に関し、従来より事務局として様々な議論をコーディネートしてこられたYUVEC宮代文夫理事のお話でスタートしました。その講演は、第30回研究会で採り上げた「日本版ジョブ型雇用を考える(その1)」の続編として「中小企業(製造業)向けJob型雇用について」と題し、主に中小企業における”ジョブ型雇用”の現状やあり方について、ご自身が収集した情報に基づいていくつかの論点をご披露いただくものでした。その中で最近話題になっている生成AIであるChat-GPTを使ったQ&Aの結果事例の報告もあり、興味深い内容でした。
人材リソースの不足に苦慮する企業がシニアをどう活用するか、そのために必要な仕組みは何なのか、どのようにそれを社内に適用していくのか、また参考となる良い適用事例の紹介などを通じて「日本版ジョブ型雇用」に関する議論を深めるきっかけになったと思います。
講演後の質疑応答・意見交換においては、「中小企業こそ多能な人材が必要で、仕事を限定するような”ジョブ型雇用”のあり方についてはもっと検討を要する」といった意見が出るなど、会場参加者の方々だけでなくオンライン参加者の方々からもご自身の経験や考え方と照らし合わせたご質問やご感想を含めた活発なご発言が続き、議論が盛り上がりました。

参加者:企業経営者、研究者、スタッフ等23名

(企業の皆様からのMDH研究会参加は有料になります。
 ご興味をお持ちの方は下記YUVEC事務局までお問い合わせください。)
  事務局長:佐塚眞弘 
  電話  :045-340-3981
  e-mail :yuvec02@yuvec.org